パリの保険屋さん

ヨーロッパに来てすでに30年以上。日本のメーカー駐在員から2002年にParisで脱サラ。おやじは日本の専業代理店のはしり、妹は旧Y火災、義理の弟はT海上、おばはS生命と保険一家の血を引きつぎParisで総合保険代理店ASSETSを経営しています。総合保険代理店ASSETSは、フランスで企業保険から個人保険まで、生保、損保、年金すべての種目の保険を取り扱っています。またホールセールブローカーとして、新しい駐在員保険・留学生保険、ワーキングホリデー保険を開発しましたのでHPをご覧ください。 緑とオレンジのユニフォームの時からの大洋ホエールズファンで、高校1年生の時に大洋ホエールズが横浜に来てからは、どんだけ負けがこんでも優勝可能と信じている、横浜大洋ホエールズ馬鹿。

2007年11月

フランスのスト

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 1週間以上も続いたフランスの交通ストもやっと終わりました。今回のストは、一部の公務員に認められてる年金受給の特権を、サルコジ大統領が年金財政の逼迫していることを理由に取り上げようとした為に発生しました。まだ完全に解決には至っておらず、これからの政府と組合との間の交渉しだいによっては、近々再度のストになりそうです。この問題は、シラク前大統領、その前のミッテラン前大統領のときから分かっていましたが二人とも公務員の反発を避けるために手つかずになっていたものです。それに就任早々改革に着手するのですからサルコジ大統領も、その強引な手腕に対する批判も多くありますがたいしたもんだ思います。

 ストといっても100%交通機関がストップしてしまうわけではないので、乗り継いだり歩いたりしてどうにか会社に出社している人も多かったようです。また、Parisなどの大都市近郊での朝晩の車の渋滞は、いままでのストでも見られなかったような渋滞が発生していました。私もその被害者の一人で、普通ならば15分ぐらいで車で行けるところを3時間以上かかってしまい、夕方の飛行機に乗り遅れてしまいました。そのおかげで翌朝は、草木も眠る丑三つ時より早起きして600Kmを車で飛ばさなければならなくなりました。
 
 日本だったら公務員のそれも交通機関のストで考えられないことですが、フランス国民の半分程度の人が今回のストにも支持をしているという統計が出ています。フランスでは、ストは労働者というより「国民の権利」とみなされているのだとこのような報道を見るたびに感じます。しかしこのようなストが頻繁に行われても、それなりに社会が動いてしまう所がフランスのすごい所でもあるのでしょう。

 今回のストの為にParis近郊の交通事故率は、通常の2倍以上になっています。特に車対歩行者、車対自転車の人身事故の割合が非常に高くなりました。人も車もストによりフラストレーションが溜まり事故が増えたものと思われます。また、最近Parisで流行っている自転車も残念ながら事故急増の原因になってしまいました。

 

    

 お時間がありましたら私の手作りのHP「総合保険代理店ASSETS」を覗きにきてください。フランスの保険について企業保険から個人保険まで、自動車保険、医療保険、アパート保険、フランスの年金申請等について簡単に説明をしてあります。



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ボジョレーヌーボー

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 先週の木曜日は、ボジョレーヌーボーの解禁日でした。今年の出来は、天候が悪かったにも関わらずそれなりの出来でプロに言わせると「フランボワーズの香りがして気品高い仕上がり」だそうです。私もすでに生産者が違う3本を試していますが平均点より上だと感じました。

 ボジョレーヌーボーの始まりは、昔のイギリス貴族がボジョレーで生産された新酒を誰が一番初めにイギリスまで輸送し味合うことが出来るか、というレースです。現在の最大の消費者は、日本とアメリカです。時差の関係でフランスより日本のほうが8時間早くボジョレーヌーボーを飲むことが出来ますが、フランスのテレビのニュースでボジョレーヌーボーのお風呂に入ってみんなでカンパイしているところが、映し出されました。日本のマスコミが受けを狙ってバブリーな企画を行ったものをフランスのテレビが面白おかしく、批判、軽蔑を込めてフランスでニュースとして放送したものです。。翌日、フランス人の従業員、お客様からこのニュースのことを言われるたびに、同じ日本人として非常に恥ずかしい思いを感じました。丹精込めて作った生産者の方に悪いと思いますし、お金を払えばなんでもできる、札束で相手の頬を張っているような感じ・・・
 
 皆さんは、どう思われますか?


    

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ガンバレ! 福留選手!

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 私は、大学時代野球部で毎日汗を流していました。とても自分の実力では無理だと思っていましたが、将来は日本のプロ野球、アメリカの大リーグでの自分自身の活躍を夢見てきた時期もありました。(当然単なる夢で終わりましたが・・・)

 昨日のニュースで中日の福留選手がFA宣言をして、大リーグを含めた移籍を検討しているとのこと。昨年の松坂選手は、大リーグ入団前にそれなりの評価をしてもらい、それなりの実績を残したと思います。しかし、松坂選手以前の日本選手の評価は、おおむね低く日本選手の大リーグに憧れる気持ちを手玉にとって大リーグの球団側が上手に交渉してきたような気がします。
 
 中日の福留選手は、今まで日本の野球界でも立派な成績を残してきました。FA宣言をして大リーグに行くか、日本のどこかの球団に移籍するか分かりませんが、大リーグという餌に釣られて自分自身を安売りしないことを祈ります。それは、福留選手自身のみならず、イチロー選手、松坂選手の活躍後のこれからの大リーグを目指す選手の待遇にも関わってくることだと思います。
    

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夏時間、冬時間

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 ヨーロッパでは、先週より夏時間が終わり冬時間になりました。フランスでは、土曜日の明け方3時になったら2時に時計を戻すようになっています。PC、ケイタイ等は自動的に夏時間、冬時間が切り替わるようになっていますが、家の中、オフィスの中にある目覚ま時計、壁掛け時計などはそれぞれ時間の調整をしなければなりません。
 
 夏時間の利点は、なんといっても「夜遅くまで明るくなる」ということです。夏至の前後ならば10時ぐらいまでは、十分に明るいので5時に退社してから「ゴルフ一ラウンド」というのも朝飯前です。ゴルフだけでなく全体の電気節約に寄与している功績は、絶大だと思います。最近のエコロジーの風潮から言えば、夏時間の導入を日本でも検討を始めてもいいのではないかと思うのですが、あまり話題にも上らないようです。

 ちょっと前に読んだ大前研一氏の本の中に「数年前に北海道が夏時間の導入を真剣に検討したが、中央政府の反対に遭った為に挫折した。北海道が夏時間を導入していれば、全世界で一番初めに金融市場が開く一大金融都市の誘致が可能だったのに」とありました。中央政府が反対した理由は、「一般国民が混乱するといけないので」とのことでしたが、欧米の一般国民が毎年混乱もしないで夏時間、冬時間を切り替えているのに日本国民には、それが出来ないと日本の中央政府は、真剣に思っているのでしょうか。
 
 あまりに日本国民を馬鹿にしているように思いますが、最近の保険不祥事に関する政府からの行政指導にもそれが表れています。これに関しては、この次ということで・・・

 
    

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